
不妊相談・治療
不妊相談
不妊治療の負担は経済的な側面だけでなく、治療や通院に伴う身体的負担、また周囲の人々が不妊や不妊治療について充分な理解を持たず、認識が足りないことから生じる精神的な負担も決して軽視できません。
不妊の原因は多岐にわたります。男性側の主な要因には、精子の数や運動率が低い(造精機能障害)、勃起や射精に問題がある(性機能障害)などがあります。時折、精巣で精子が生成されているにもかかわらず、精液に放出されない「閉塞性無精子症」も稀に見られます。
女性側の不妊原因には排卵因子、 卵管因子、頸管因子、免疫因子、子宮内膜症、甲状腺の機能異常などの病気も不妊の原因になります。約10%の割合で原因不明のものも存在します。
女性の不妊に比べて項目は少ないですが、男性のみならず男女両方に原因がある場合を含め、男性に原因がある可能性は48%で、男女比はほぼ半々です。若い段階から何年も不妊治療に取り組んでいても、妻だけが長期間にわたり検査や治療に取り組んだ後で、夫の検査を行い原因が見つかると、妻は年齢的な理由から妊娠が難しくなっていることがあります。男性の検査を先延ばしにせず、不妊治療は夫婦で協力して進めることが重要です。
不妊治療
不妊治療には
● 一般不妊治療
● 高度生殖補助医療
の二つがあります
一般不妊治療・・・
排卵日を予測して夫婦生活のタイミングを指導するタイミング療法と、排卵のタイミングに合わせて精子を人工的に子宮内に送り込み妊娠を期待する人工授精があります。
高度生殖補助医療・・・
卵子と精子を混ぜ合わせ、自然の力に任せて受精させる体外受精と、顕微鏡下で1つの精子を卵子へ直接注入する顕微受精があります。
人工受精等の「一般不妊治療」、体外受精・顕微授精等の「生殖補助医療」について、保険適用されることとなりました。制限などもありますので詳しくはお電話・窓口にておたずねください。